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【解説! 界面活性剤】
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洗剤が汚れを上手に落とす秘密は、界面活性剤にあります。この界面活性剤は、水になじむ親水基と油になじむ親油基の2つの性質をもっており、水と油の仲を取り持つ物質です。物質への浸透作用、乳化作用、分散作用をもち、洗剤等に多用されています。
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●界面活性剤の浸透作用
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| 水の分子には互いに引き合う力(界面張力)があります。例えば、ガラスや繊維の上に水を落とすと、丸い水滴になり、なじもうとしません。水分子は互いに引き合う相手がいる状態では安定していますが、空気と接する面は引き合う相手がいないため、エネルギー的に不安定となり、エネルギーの高い状態が発生します。水滴が丸いのは、このエネルギーを最小限に抑えるために、水の分子が互いに引き合って表面積を小さくしようとするからなのです。
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ここに界面活性剤を入れると、界面活性剤の親水基が、不安定な状態にいた水分子と結びつき、エネルギー的に安定した状態となります。このため、界面張力が下がり、繊維などになじみやすくなるのです。
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●界面活性剤の乳化作用
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水に油を混ぜようとしても、分離してしまいます。しかし、界面活性剤を加えると、界面活性剤の親油基が油の粒子を取り囲み、親水基を外側に向けた状態に並びます。この親水基は水になじみやすいため、水と混じり合い、水と油が均一に混ざった状態(「乳化(エマルジョン)」と呼ばれる)となります。 例えば、牛乳やバターはそれ自身が含んでいる界面活性剤の働きを示す物質によって脂肪分と水分が均一な状態で混ざり合っているのです。
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実験!界面活性剤の乳化作用
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●界面活性剤の分散作用
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粉末や粒子を水に入れると、混ざり合わずに表面に浮かんでしまいますが、界面活性剤を入れると、これらの粒子が界面活性剤の分子に取り囲まれ、水中に分散されます。
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界面活性剤と洗剤
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市販されている食器洗剤やお風呂の洗剤の多くには、陰イオン系・非イオン系の界面活性剤が含まれています。これらの洗剤は、上記3つの界面活性剤の作用が総合的に働いて、汚れを落とすことができるといえます。
つまり、界面活性剤の浸透作用により食器の表面に洗剤がなじみ、次に乳化作用により油汚れとなじみ、最後に界面活性剤によって取り囲まれた状態の油分を分散作用によって水中に分散させ食器から分離させることにより、汚れを落とすのです。
界面活性剤の活躍によって食器洗いや洗濯にかかる手間や時間が画期的に少なくなったといえるかもしれません。
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