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Q.梅酒をつくるとき、なぜ普通の砂糖ではなく氷砂糖を使うのですか。
   
  A.梅酒の味は、アルコールと梅の実に含まれる成分とがよく調和されてできて います。
でも、アルコールと梅の実の中身を混ぜ合わせただけではこの味にはなりま せん 。
表面に傷のない梅の実をアルコール中に長時間ひたすことで、初めてつくられる味なのです。

 梅の実には半透膜といって、膜の内外で溶けている物質の濃度が薄いほうから濃いほうへと液体を通過させる働きをもつ膜があります。
氷砂糖はすぐには溶けないので 、最初は濃度の高い実の中のほうへアルコールなどの液体がしみこんでいき、そ こで 梅酒の味がつくられます。
時間がたつと氷砂糖が溶けるため、今度は実の外側の濃度 が高くなり、梅酒の味が実の外へしみだしていきます。
その結果、梅の実はしわ しわ に。
普通の砂糖では溶ける速度が氷砂糖よりも速いため、最初から実の外側の濃 度が高くなって外の液が実の中へしみこまず、アルコールと梅の実の成分がミックス されません。
だから梅酒をつくるときには、氷砂糖が必要になるのです。